CASTってなに?
サイエンスコミュニケーションって?
サイエンスコミュニケーションとは、科学の面白さや社会の中での役割などを、科学者だけでなく多くの人との間で伝えあうことです。
これだけでは、なんだかイメージがつかみにくいかもしれません。具体的には、科学の面白さを伝えるようなイベント、例えばサイエンスカフェやサイエンスショー、実験教室や講演会、科学読み物の出版など、さまざまなサイエンスコミュニケーション活動が行われています。
CASTってなに?
私たち東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCASTは、まさに上で述べたようなサイエンスコミュニケーション活動を行っています。
詳しい活動内容は「どんなことをしているの?」をお読みください。
CASTの名前は “CommunicAtors of Science & Technology (科学と技術を伝える人たち)” に由来しています。英単語の”cast”には「キャスト,出演者」という意味のほかに、「<光や視線,疑問など>を投げかける」という意味もあります。
CASTのなりたち
CASTは、滝川洋二先生と林衛先生が講師を務められる東京大学教養学部前期課程の全学自由研究ゼミナール「心を動かす表現法:科学メディア、理科実験の実践力を磨く」の歴代受講生が中心となって、2009年2月に結成されました。しかし、受講経験のないメンバーも大勢参加していて、その比率はどんどん拡大しています。
「心を動かす表現法」は、科学を伝えることについての議論や、好きな科学読み物についての互いの発表などの成果を踏まえて、サイエンスカフェやショーといったイベントや,ライティング作品づくりを実現するゼミです。そうした経験は、私たち自らの科学に対する興味の原体験とも重なるものがあり、とても楽しいものでした。そして、ゼミで習ったことの実践を続けたい、さらに自分たちでもっとサイエンスコミュニケーション活動を広げていきたいという思いからメンバーが再び集まり、サークルとして活動を始めたのです。
アドバイザーの先生
滝川洋二先生は、NPO法人ガリレオ工房理事長や理科教育のカリキュラムを考える会代表を務めていらっしゃる、理科教育の第一人者です。TVドラマ『ガリレオ』・映画『容疑者Xの献身』の実験監修をされ、2009年からテレビ番組『世界一受けたい授業』(日本テレビ系列)に、2010年から『ほこ×たて』(フジテレビ系列)に何度も出演されています。林衛先生は雑誌『科学』(岩波書店)の元編集者で、現在は富山大学の准教授を務められ、科学コミュニケーションの研究をされています。
活動は独立して行っていますが、現在も滝川先生にはイベントや実験を紹介してくださったり、相談に乗ってくださったりと、大変お世話になっています。
CASTのこれから
私たちはこれまで、「これまでしたこと」で紹介していますようにさまざまな活動を行ってきました。CASTではこれからも、学園祭での実験体験型科学イベントの開催やサイエンスショーの上演、出張理科教室や科学読み物の発信などをはじめ、精力的に活動していきます。
私たちはまだまだ結成されたばかりのサークルで、新しい活動の方向性を模索しています。私たちの活動に興味をもたれた方や、何かご意見やアドバイスなどをいただける方はお問い合わせよりご連絡をいただけると幸いです。
また随時、学生の新メンバーも募集しています。(新メンバー募集ページ)