CASTホームページ
menu
ふりがな
光は波!?実験で確かめる光のふしぎ

 身の回りにあふれている光ですが、実はたくさんの面白い性質を持っていることを知っていますか?このブースでは、光が「波」の性質を持つという直感的には理解しがたいことを、水と光を使ったさまざまな実験を通して確かめていきます。最後には「ヤングの実験」という、東京大学の入試でも登場する非常に有名な実験をみなさんの目の前で実演します。普段は感じられない光の性質をぜひ実際に見にきてください!

 コラム:白い光から虹ができる!?

 みなさん、白色の光にはいろいろな色の光が含まれていることは知っていますか?三角プリズムを使うと、右の画像のように白色の光をさまざまな色の光に分けることができます。太陽の光もスマホのライトも三角プリズムを通ると虹色に分かれるので、実はさまざまな色の光が合わさってできていることが分かります。

 赤色のレーザーを使うと光の回折や干渉についての実験ができますが、代わりに白色の光を使うとどうなるのでしょうか?

光ブース写真1

 試しに、分光シートを使って回折の実験をしてみましょう。分光シートというのは、回折格子といって、たくさんのスリットが並んでいるシートです。ホームセンターなどで買うことができます。分光シートに白色光を当てて反対側からのぞいてみると、なんと左の画像のように虹がたくさんできました。

光ブース写真2

 なぜこのようなことが起こったのでしょうか?それは、回折には光の波の長さ(波長)が関係しているからです。波長は、長い順に赤→緑→青となっているため、回折したときも赤→緑→青の順番で見えます。おうちでもカーテンなどの薄い布を通して部屋の照明を見ると、同様に光が回折している様子を見ることができます。ぜひ試してみてください。

 ※太陽の光を直接見ると危険なので、絶対に見ないでください。おうちの照明や、夜景などを見てみましょう。

ご協賛企業様