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参加型検証企画
ご来場の方の結果は こちら!

 東大CASTと実験をしてみよう!参加型検証企画ではみなさんが「実験者」となって実際に実験を行います。そして、みなさんの実験データを使って「検証」を行います。今回のテーマは「和音」と「円周率」の2つ。きれいな音の組み合わせと、円周率の値を調べてみましょう。良い検証を行うためには、みなさんの実験データが必要です。駒場祭が進むにつれて、結果がでてくる様子にも注目です!

コラム:和音って何?

 みなさんは「和音」という言葉を聞いたことがありますか?和音とは、高さの異なる複数の音が同時に響くような音のことです。和音の中には、心地よく響く「協和音」と、不安定な響きを持つ「不協和音」があります。音楽では、協和音だけではなく不協和音が使われ、不安感や緊張感を効果的に表しています。では、協和音と不協和音は何が違うのでしょうか。ここで大切なのは、「周波数」です。音の正体は物体の振動によって発生する空気の波であり、周波数は1秒間に振動する回数です。この周波数が大きいほど、音は高くなります。例えば、一般的なピアノの中央の「ラ」は約440Hz、つまり1秒間に440回振動する波です。そして、和音に含まれる音の周波数の比が単純な値になると、心地よく響いて聞こえる協和音となります。今回の実験では、ラとド♯とミの三音から構成される和音を奏でてもらいました。一般的な周波数は、ラが約440Hz、ド♯が約554Hz、ミが約659Hzです。しかし、このままではこれらの音の周波数の比が単純な値にはなりません。そこで、ド♯の周波数を約550Hzに調整すると、音の周波数の比が4:5:6と単純な値になり、心地よい協和音になります。和音には、今回用いた「長三和音」の他にもたくさん種類があります。

コラム:円周率って何?

 みなさんは円周率を知っていますか?円周率は、円の周りの長さを直径、つまり円の幅で割った値で、3.1415926535...と無限に続きます。現在はコンピュータを使って、およそ100兆桁まで求められています。しかし、コンピュータを使わなくても、ビュフォンの針という実験でも円周率を求めることができます。

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