「雷は危険!」とよく言われますが、雷がなぜ危険と言われるのか知っていますか?そもそも、雷はなぜ起こるのでしょうか。このショーでは、雷]のさまざまなふしぎを[解き明かすべく、たくさんの実験を行います。
雷がなぜ起こるのかを調べる実験では、会場で人工的に稲妻を作ります。また、なぜ雷は危険なのかを解き明かす実験では、見に来ていただいたみなさんにも実験に参加していただくことができます。雷に隠されたひみつを暴きにぜひお越しください!
"雷が発生する原因は、「静電気」というものです。静電気といえば、冬の乾燥した日にドアノブに触れたときに「バチッ!」と感じることで有名ですが、実は身の回りのさまざまな場所で利用されています。
例えば、コピー機の「感光体ドラム」という部品に静電気が使われています。コピー機は、色をつけたい部分にだけ感光体ドラムにトナー(インクのようなもの)をつけ、感光体ドラムをハンコのように紙に押しつけることでコピーをしています。どの部分にトナーをつけるかを決めるのに使われているのが静電気です。そのほかにも、静電気は人工芝の生産や花粉対策マスク、空気清浄機などにも使われています。
線香に火をつけ、ペットボトルの中に線香の煙をためます。およそ10本のストローをティッシュペーパーなどでこすり、静電気をためたら、ストローをペットボトルの中に入れます。そして、ペットボトルのふたをして軽くふり、中の様子を観察すると、線香の煙が薄くなっていきます。ティッシュペーパーなどでこすったストローはマイナスの電気を持っています。反対に、ほこりなどはプラスの電気を持ちやすいので、静電気の力で空気がきれいになるのです。ぜひ、みなさんもおうちで実験してみてください!
※この実験では火を使うので、実験はおうちの人と一緒にやりましょう。